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第1日 赤坂〜渋谷(その2)

                    (歩いた距離 6.1km     2002.04.27)

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 宮益坂で国道246を左に離れ、六本木通りを越えて
金王八幡宮に行く。

 この一帯は「平安時代末期から渋谷氏一族の居館」が
あったが、「大永4年(1524)北条氏と上杉氏の合戦の時、
北条氏に焼き払われた」という。

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 本殿の前には明治33年(1900)の
太った「江戸」狛犬がいる。

 石工は青山石勝の中村勝五郎で
ある。

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 境内の太子堂の前には、おかっぱ頭で
ひょうきん系の小ぶりな「京尾立」狛犬
いる。

 実践女学校の桜鳴会が昭和12年(1937)
に奉納したものである。

yagu01-18.JPG yagu01-19.JPG  金王丸御影堂の前には、右が擬宝珠
左が角で、左右とも左手で玉を
押さえている宝暦9年(1759)の「江戸尾立」
狛犬がいる。

 金王八幡宮の向い側の豊栄稲荷神社に行く。

 この神社の境内には、庚申塔が多数置かれている。

 庚申塔は、人の体内にいる三尸(さんし)の虫が庚申の夜天に昇って、その人の罪過を
天帝に告げるというので、庚申の夜は眠らずに言行を慎み健康長寿を祈念する信仰遊戯が
行われた。
 その講中の者が建てた庚申塔には青面金剛が彫られており、またその神徒である猿が
見ざる、聞かざる、言わざるという謹慎の態度を示しているものが多い。

 ここには、近在にあったものを集めたという13基の庚申塔があるが、その像容は多種で、
一般的な六臂の青面金剛に天邪鬼や三猿がいるもの、青面金剛像だけのもの、
また三猿だけのものがある。
 その中で延宝3年(1675)の三猿だけの庚申塔が最も古いものであった。

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 渋谷駅に出て、帰宅。

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